2014年9月30日火曜日

新米と古米


真っ白な新米が美味しい季節となりました。

新米とは、今年収穫した米のことですが、、獲れた年の翌1031日までの米を意味し、それ以前のものを古米といいます。

 

本当の新米とは別に、物事に不慣れな新人のことも新米と呼ばれるのも、ご存じの通りです。
なぜ新人のことを新米と呼ぶかという語源については、いくつかの説があります。

 

昔、奉公人は前掛けを着用していましたが、新しく雇われた者は新しい前掛けをしていたことから、それを新前掛けと呼んだ。

これが「新前」と略され、更にそれがシンマイと呼ばれるようになり、新前に新米の字が当てられるようになったという説。

 

不慣れな新人は、まだ真っ白な状態で何にも染まっていないから新米と呼んだという説。

 

 

2014年9月29日月曜日

猫は神主?


誰も彼も押しなべて、というとき猫も杓子もという表現をよくします。

一体何を比べてそうなったんでしょう?

 

猫は神主を表す「禰子(ねこ)」から、杓子は僧侶を表す「釈子」から変化したのだというのが一説だといわれています。

 

他にもいろんな説があるらしい。

 

2014年9月28日日曜日

まず神様たちが仲良くしてくれないと


「宗」の意味というのは「モト」のことで、そこから中心となるもの、先祖を祀った廟(びよう)の意を持つようになっているようです。

祖廟(そびよう は一族団結の中心であることから,中心・根本として尊ぶ意味が出てくる。

 

神仏など超自然的な存在に対する信仰などということで理解するのであればよいのだけれど、それが組織を持ち、一派をなして教義ができ、儀礼儀典が備わってきて教えということになるとややこしくなる。

 

一派をなして宗教と呼ばれるようになると、なんらかの意思が働くのか多様化し、神として中心に据えた存在とその教義に従わないものは、悪魔であるとして徹底的に排除するようになってきたのではないだろうか。

 

宗教と宗教で対立すると、そこに協調や相互理解はなくなり、説得というものはもうきかない。

神仏をはじめとする超自然的存在は、本来自明(当たり前)ではないのにもかかわらず、信者はそれを自明のものと考え、疑うとか自ら考えてみることもせず、その存在について一切の疑念や矛盾点については問わないことを強いられる。

そうしてみると、「宗(もと)」をつかって人間が作った仕組みが宗教であるといえなくもない。

 

宗教は、そもそもが「人を幸せに導く力のあるもの」である筈だから、それは人種や住む場所によって大きくは違わないものなのではないだろうか?何故なら人たるの根本から起こるものなのだから・・・

 

世界の宗教の信者数は、キリスト教が約20億人(33.0%)、イスラム教が約119,000万人(19.6%)、ヒンズー教が約81,000万人(13.4%)、仏教が約36,000万人(5.9%)、ユダヤ教が約1,400万人(0.2%)、その他の宗教が約91,000万人(15.0%)といわれています。

これら大枠の宗教でも、宗教ごとに分派があって、その分派ごとの対立もありそうです。

そろそろ神様の神様が現れて統一してくれないと、世界平和の実現は難しそうです。

 

 

2014年9月27日土曜日

自分で植物性乳酸菌ヨーグルトを作る


「乳酸菌」は、ヨーグルトやチーズなどの乳製品に含まれていることはよく知られています。

腸内環境をよくし、体調を改善してくれる菌ですが、「乳」という字がついているため、乳製品だけに含まれている菌だと思いがちです。

しかし、実は植物性の食べ物にもたくさんの乳酸菌が含まれています。

そもそも、乳酸菌とは糖を分解発酵させて、乳酸などの有機酸を生成する菌のこと。
植物性の発酵食品に含まれる「植物性乳酸菌」は、実にたくさんの種類の食べ物の中に存在しています。

植物性乳酸菌は、動物性のものに比べて、栄養が豊富ではない所やバランスが悪い所・過酷な環境下でも生き抜くことができるでも生息できる強さがあります。

 

日本は、昔からさまざまな種類の漬け物を食べてきました。

日本特有のものだといわれる「ぬか漬け」の糠には、植物性乳酸菌が非常に沢山含まれていますし、酵母とのバランスがよいぬか床からは野菜に栄養がたっぷり浸みこんで、美味しい漬物が仕上がります。

味噌などの調味料も、実は発酵食品であり、「植物性乳酸菌」の宝庫となっています。

 

この植物性乳酸菌を使って豆乳でヨーグルトを作ると、簡単にできるばかりでなく食べやすい。

ペットボトルなどに入れた新鮮な豆乳に、玄米(なければ普通の米でも、そこら辺の雑草の種でもよい)を少し加えて放置しておけば、固まってヨーグルトができます。

食べ残したヨーグルトを、容器に入れた豆乳に混ぜておけば、次々にヨーグルトはできます。

植物性乳酸菌ヨーグルとの方が、身体には良いように感じます。

 

 

2014年9月26日金曜日

思い出し笑いをしてしまう鉄棒


確実だと思われる案ができ、さらにその上に強力な協力者がついたとき、鬼に金棒という表現をします。

ただでさえ強い鬼に金棒を持たせる意から出ていて、強いものがさらに強さを加えることになるからです。

子供の頃これをもじって、体育の時間の鉄棒をするとき、鬼に鉄棒という冗談がはやりました。

 

2014年9月25日木曜日

お酒をお燗するのに使うのが徳利


お酒が恋しい季節になりました。

お酒を飲むときに欠かせない「お銚子」と「徳利」ですが、どう違うのでしょう?

 

お銚子は、古く平安時代から使われている鍋型で注ぎ口がついている容器で、結婚式のときに固めの杯に注ぐときにお馴染みのものです。

 

徳利は、お酒を御燗をして飲むのに便利なように工夫された容器で、江戸時代から使われるようになったのだといいます。

 

2014年9月24日水曜日

叶うと言う字を分解してみると


人は、オギャーと息を吐いてこの世に生れ出て、最後はスーと息を吸って引き取ります。

生ある間が恵まれた人もいれば、不遇のうちに終わる人もいて様々ですが、運不運の境目はどこにあるのでしょうか。

 呼吸というくらいですから、順番は吐くのが先で吸うのが後ということになりますが、何事にもゆっくりした深い呼吸が大切だといわれます。

 吸うのは綺麗でエネルギーに満ちた空気が良いことは解りますし、吐くのは体に溜まった毒素を出すということではありますが、出すものの中には言葉というものがあります。

 口から+-を出すのが吐くということだとしたら、-を出さなければ叶うという字になりますが、意味が深いように思います。

 口から良い言葉を出すことを言祝ぐ(ことほぐ)といいますが、運の良い人たちは、プラスの楽しいことを口から発しています。
 これを、類は類をもって集まるといい、運が寄って来る元です。

家庭で簡単に作れる、飲む点滴と呼ばれる甘酒


甘酒は、別名で飲む点滴とも呼ばれるくらい栄養価が高いから、自分で作って飲んでみることをお奨めします。

よく病後などに重湯というのを飲みますが、それよりずっと効果的なように思います。

 

冬は温かい甘酒を飲んで風邪の予防。夏は生姜汁を加えてさっぱりとした夏バテ予防。
甘酒は、生きた麹パワーで美肌効果・食物繊維+オリゴ糖で腸内環境の調整・カロリーが少なく、効率よくエネルギー補給ができるのでダイエット効果・といった様々の効能が期待されます。

作り方はいたって簡単です。

少し柔らかめのご飯を炊く。

少し冷まして粗熱を飛ばしたところに、ご飯の同量~2倍の量の麹を混ぜる。

10時間ほど、50度から60度ぐらいで保温する。

甘い匂いがしてきたら出来上がり。(掬って舐めてみると甘くなっている)

 

2014年9月23日火曜日

TVのプロデューサーとディレクター


TV番組のクレジットに、プロデューサーとディレクターが表示されるのを見ると思いますが、上下関係はどうなのでしょう。

 

プロデューサーは、番組を企画し、制作スタッフや出演者を選ぶのが仕事であり、ディレクターは、プルデューサーの作った企画に沿って番組を制作する責任者ということになります。

 

通常、番組全般の最高責任者であるプロデューサーは一人で、制作現場の責任者であるディレクターは3人ほどが携わります。

 

2014年9月22日月曜日

古いものを読んでも意味がわかるのは漢字のおかげ


わが国では多少字体が変ったものがあるとはいえ、今でも古書の漢字が読めるというのは素晴らしいことです。

崩した書体や、古い言い回しには苦労するにしても、何とか意味がわかるのは、文字を変えなかったことによるのであって、お蔭で、頑張れば誰でも歴史を辿ることができます。

 

資料は、図書館にもネット上にも溢れていて自由に読めるし、何を言っても咎められない民度も熟成されているから、命がけになるということはないように思います。

 

余りに貶められることが続いた結果、「本当にそうだったのだろうか?」と疑問を感じた若者たちがいろいろ調べた結果、事実はそうじゃなくて、もっと違ったものであったということに気づいたということのように思えます。

 

歴史というのは、事実を良いも悪いも合わせ、事実として検証するのであって、時代背景も含めて理解しないと、現代の視点や価値観で評価するのは論点がずれるから別の命題として扱わ

ないと議論がかみ合わなくなる。

 

資料や証拠が残っていることは、研究には欠かせないから素晴らしことであります。

 

2014年9月21日日曜日

たまたま通った車の名前から命名されたサニーレタス


生野菜サラダによく使われるサニーレタス。

緑一色なのではなく、葉っぱの先が紅褐色であることが目を引きます。

 

葉っぱが日焼けしたように見えるから、サニーというのかと思ったら、そうではないのだそうです。

日本に入ってきて40年程になるレタスですが、red-tip leaf lettuce という名で呼ばれていたものをどういう商品名にして売るのが良いのか考えていた関係者が、たまたま通った真っ赤な日産サニーを目にし、それをヒントにしてサニーという名称を思いついたのだといいます。

 

2014年9月20日土曜日

横文字の会社役員


最近CEOという役職が表示される記事が多く見受けられるようになりました。

代表取締役という役職とどのように違うのでしょうか?

 

欧米の企業では、経営に専念する役員と業務を執行する役員が分けられていて、業務を執行する役員のトップがCEOと呼ばれます。

 

経営に専念するのは取締役会であり、ここでCEOを始め執行役員を任命して監督することになります。

 

社外取締役が多い諸外国では、このほうがチェック機能が働いて、分業と責任の所在が明確になるということで、合理的だとされています。

 

2014年9月19日金曜日

灯台下暗しの灯台は、岬にあるものとは違う


この諺の灯台というのは、犬吠埼の灯台などのような岬に設置されたものを指すのではありません。

そもそもは、家庭で使われた燭台(とうだい)や灯明台のことを指していた言葉です。

むかしの灯りの直下は暗かったことからできたと言われています。

 

 

2014年9月18日木曜日

時々人の名前が思い出せなくなったのは、脂肪酸不足か?


最近、人の名前が思い出せないことが多くなりました。

このようなときは、オメガ脂肪酸を摂るとよいらしい。

 

よく耳にするこの脂肪酸というのは、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。

さらに不飽和脂肪酸は、その構造からオメガ3n-3系脂肪酸)、オメガ6(n-6系脂肪酸)、オメガ9に分類されます。

青魚に含まれるというので有名なDHAEPAや、えごまに含まれるアルファリノレン酸は、オメガ3に分類される脂肪酸で、この脂肪酸は細胞が正しく機能するためには不可欠なものであることがわかってきました。

オメガ3脂肪酸は青魚をはじめ、えごま油、シソ油、亜麻仁油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品から摂取できます。

オメガ3(DHAやEPA)には、血液中の脂質濃度を下げる働きがあるといわれていることなどから、次のような効果があるとされています。

コレステロールを下げるを下げる・中性脂肪を下げる・動脈硬化・心筋梗塞予防・高血圧予防・脂肪肝予防・高脂血症予防・加齢黄斑変成予防

しかしながら、これら脂肪酸の必要量を食事で摂るのは難しいことから、いろんなサプリメントが売られています。

 

2014年9月17日水曜日

曖昧でも便利に使っている「あれ」という代名詞


会話している同士でも判りにくい「あれ」という代名詞があります。

「あれどうした?」「あれじゃ解りません。」というのは、親しい間柄であっても争いの原因になることがあります。

甲羅を経た夫婦であれば、「あれ」で解るらしいですが、それだって確かにつうじているかどうかはわかりません。

 

もうひとつ、よく揉める会話の原因となるものに「言ったじゃない。」「聞いていない。」というのがあります。

 

どちらも、余裕も持って穏やかに聞き返せば済むことなのですが、お互いの腹の虫の居所が悪いと、なかなかそうはいきません。

 

長く和やかな関係を続けるのには、どちらかが我慢することが秘訣なようです。

 

 

2014年9月16日火曜日

食べることができるばかりでなく油も採れるミドリムシは


最近、将来の食料源として有望だと言われるようになったミドリムシは、葉緑素を持っているので、太陽光と水、二酸化炭素があれば光合成によって成長できます。生産効率はなんと稲の約十数倍とも言われています。
高濃度の二酸化炭素の中でも成長していける生存能力の高さもあります

光合成を行うということは、二酸化炭素を炭水化物等に固定化して酸素をつくるということですから、地球温暖化対策にも有望であるとされています。

 

動物と植物の両方の性質を併せ持つミドリムシは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、59種類もの栄養素を備えているというから、人間に必要な栄養素の大半を含んでいるといっても過言ではありません。


次世代の燃料として関心を集めている植物、藻類などから作り出すバイオ燃料。

ミドリムシは、油脂分を作り出しているから、バイオ燃料の元として利用可能だということで、工場をつくって大量生産も可能だといわれています。

しかも、バイオ燃料は石油などの化石燃料と違って資源が枯渇する心配がありません。

ミドリムシから抽出・精製されるオイルは、軽質であるため、ジェット燃料に適しているというから凄い。

 

 

2014年9月15日月曜日

山に自生している日本版ブルーベリー


日本の山に自生している灌木に、キンタマハジキという凄い名前がついたものがあります。

正式な名前を何というかしりませんが、私の育った地方では、そう呼んでいました。

夏には緑色であった実が、秋の霜が当たる頃になると、紫色に熟れます。

熟れる前には、歯が浮いてしまうほど酸っぱくて、とてもたべられませんが、熟れた木の実は、学校への行き帰りに摘んで食べる道草でもありました。

 


この木は、日本版ブルーベリーなのだそうです。

 

2014年9月14日日曜日

日本には沢山の呼び名があります


大八洲(おおやしま)というのは、日本の呼称の一つですが、日本の島は八つどころではありません。日本の島の総数は、6852島もあるのだそうです。これに基づく領海の面積は世界で6番になるというから凄い。海底資源を開発すれば、資源大国になれる。

 

因みに、大八洲(おおやしま)というのは、以下の八つです。

 

淡道之穂之挟別嶋 (あわじのほのさわけじま)・・・淡路島

伊豫之二名嶋 (いよのふたなのしま)・・・四国

隠伎之三子嶋 (おきのみつごのしま)・・・隠岐

筑紫嶋 (ちくしのしま)・・・九州

伊伎嶋 (いきのしま)・・・壱岐

津嶋 (つしま)・・・対馬

佐度嶋 (さどしま)・・・佐渡

大倭豊秋津嶋 (おおやまととよあきつしま)・・・本州

 

古事記の、日本誕生のところでの本州の名称としては、大倭豊秋津嶋 (おおやまととよあきつしま)となっています。後にはこの「やまと」あるいは「あきつしま」という名称が日本の国自体を指す名称としても使われるようになりました。「秋津」というのはトンボのことであり、トンボが沢山飛び回る作物が豊かに実る国、ということです。

 

他にも呼び名があって、例えば

1.豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(とよあしはらのちあきながいほあきのみずほのくに)

古事記の葦原中国平定の項で最初に呼ばれる名前です。葦が豊かに生えていて、秋の実りが豊かで、水が豊かで稲穂がたくさん広がっている国、ということでしょう。短くして、豊葦原国とか水穂国(瑞穂国)などとも呼ばれます。

2.葦原中国(あしはらのなかつくに)

その少し後で、このような呼ばれ方もしています。葦原は同じですが、中国(なかつくに)とは、高天原(たかまがはら-天)と根国(ねのくに-冥界)の中間にあることを示しています。なおそれよりずっと前の黄泉の国の項でもこの言葉は出てきます。

3.言霊の幸はふ国(ことだまのさきわうくに)

万葉集894の歌に出てくることば。ことばに潜んだ霊が幸福を与えてくれる国、というわけで、それだけ言葉というものを大事にする国であるとしています。

4.言霊の助くる国(ことだまのたすくるくに)

万葉集3254の柿本人麻呂の歌に出てくることば。↑とだいたい同じ意味。

5.神ながら言挙げせぬ国(かみながらことあげせぬくに)

万葉集3253の柿本人麻呂の歌に出てくることば。神様のなされるようにしておけばよい国で、人間が神様に色々要求したりする必要はない国である、という意味です。この言葉は日本の神の本質をついているように私は思います。明治時代から太平洋戦争に至る時代のように神様を勝手に利用しようとするのは間違いです。

6.磯城島(しきしま)

堅固に守られた国という意味で、山に囲まれた奈良地方を指す言葉ですが、日本の国自体をさしても使われました。

敷島の 大和心を人問わば・・・の敷島です。

7.やまと

大和という漢字でかかれますが、「やまと」は本来和語。

8.和国(わのくに)

「倭」あるいは「委」とも書かれます。志賀島から出土した金印(漢の光武帝が授けたもの)には「漢委奴國王」と刻印されていました。また魏志倭人伝にも「倭人」「倭国」の記述があります。

9.日本(ひのもと)

6世紀頃までは「倭」と称していましたが、7世紀後半の天武・持統朝付近から「日本」という新しい国号を使用し始めた。

10.日出処国(ひいづるところのくに)

聖徳太子がに小野妹子を遣隋使として派遣した時、隋の煬帝(ようだい)に送った親書に「日出処天子、日没処天子に書を致す。恙無きや?」と書き、自信のほどを示しました。