日本語は他に7000種類もあると言われる言語属のどれとも合致しないのだという。
無理やり他から伝わったものとする必要があるとは思えない。
1万6千年も前にできていた縄文文化を考えると、日本独自にできあがっていた言語と考えた方が良いのではなかろうか。
日本には文字がなかったと言われるが、神代文字というのはあったと思う方が自然である。
古事記が稗田阿礼の記憶だけであの膨大な量の記述ができたとはとても思えない。
基になる記述があったのだと考える方が自然である。各地に残っているヒエログリフは、神代文字の走りだったのではなかろうか。
日本に漢字が伝わって200年。音を頼りに万葉仮名を工夫した。和語というのがなかったら、そんなことはできない。
400年も経ったころには「ひらがな」まで工夫されていた。
何故に漢字を用いることにしたのかは解らないが、何らかの理由はあったのだろう。
他国の文化であっても、使うと決めたら徹底的に使いこなすのが日本人である。
後には西洋文化由来の言葉はカタカナで表記することで区別した。
4種類の文字を使いこなす日本人の言語能力は、誇りに思って良い。
我々は、世界で一番難しいと言われる言語を操っているのである。