東南アジアを旅行すると、よく目にする鳥頭の神様「ガルーダ」。
わが国に渡ってきた6人の神様のうちの一つだといわれます。
ガルーダというのは、インド神話上の巨鳥で、ビシュヌ神が乗る乗り物であるということと、仏教において毒蛇は雨風を起こす悪龍とされていることから、それら煩悩の象徴とされる毒蛇を常食としているガルーダは、毒蛇から人を守り、衆生の煩悩(三毒)を
喰らう神様だとして信仰されているのだとガイドさんから説明を受けます。
わが国で蛇を常食すると言われるのは金翅鳥(こんじちょう)と呼ばれています。
ガルーダと言われると気が付かないでいたけれど、日本では「迦楼羅天(カルラテン)」とか「迦楼羅神(カルラシン)」の像が有るのを見ていたのだから、それがガルーダと同じものなのだと気づくべきなのでした。
密教では、迦楼羅を本尊とした修法で降魔、病除の修法があるともききます。
雨を降らしたり、大雨を止めたり、家内安全等の修法をするときには、害をもたらす一切の悪を食いつくし、人々に利益を与えるというこの神をまつるのだといいます。
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