旧家であった母親の実家には、分厚い緑色の表紙の講談本が沢山ありました。
水戸黄門・太閤記などなど、子供の頃にはそれを借りてきて、夢中で読みふけったものでした。
漢字には全てルビが振ってあるので、難しい漢字でも読めないということは一切ありませんでした。
そのせいか、中学校時代以降に漢字で困ったと言う記憶がなく、辞書というのは殆ど引いたことがありません。
文章の言い回しというのも自然に身について、作文などの時間にはいつも褒められていました。
高校時代の漢文の時間は、特にその有難さが身に浸みました。
漢字にはルビを振っておけば、子供は勝手に読んで、教わらなくてもいろんな知識を知らず知らずのうちに、身に着けてしまうのではないでしょうか?
漢字の意味だって、熟語の使い方だって、どのような場面でどのように使うかだって、いつの間にか理解してしまいます。
面白くもない授業で教わるより、興味を持った本が読めるようになっていれば、そのほうが効率的だし、楽しいと思うのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿