2014年10月31日金曜日

法観念を表す言葉に


非理法権天(ひりほうけんてん)という言葉があります。法観念を表す言葉だとされる。

非即ち無理は、理即ち道理に劣位し、道理は法に劣位し、法は権威に劣位し、権威は天道に劣位する。

争いがあるとき、理屈も何もないのでは、理由のある主張には敵わない。

しかし双方にその立場による理屈があるのは当然だから、その場合は法に基づいて決めるということになるのだが、その法があったとしても、それを上回る権力の下では、力によって決まってしまう。

正義と言うものがなされるのに、現世においては、正邪善悪ではなく力によってが決められてしまうということだって往々にしてあり得る。

それでは救われないことだってあるから、天(神)が決める場が必要になる。

それであれば、永遠に生き続ける霊魂の世界があって、そこで正しく判断されることが必要となるというふうに理解しました。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿