2014年10月4日土曜日

ポルトガル語から来た言葉からの言い回し


ピンからキリまでというのは、優れた物から駄目なものまで、という意味で使われるようです。

 

旧ポルトガル領を旅行すると、ガイドさんが説明してくれます。

ピンというのは、ポルトガル語のpinta(「点数」という語からきているといわれます。

キリは、cruz(十字架)で十のことですから、1から10までということになりそうです。


天正カルタで1点の札のことをピンと呼んでいました。

キリは、日本語で物事がそこで終わりとなる「切」の意味を持つ言葉です。

天正カルタは1~12まであり、最後の12の札のことをキリと呼びました。

カルタ伝来の当初、ピンは最初の意味で使われ「キリ」が一番最後という意味でした。

因みに、花札の12月は桐だから、そこからキリというのだという説もありますが、最後のことを切りというから、そのキリのことだという説もあるようです。

サイコロで、1の目をピンというのも知られています。

その後、江戸時代になって「ピンからキリまで」という言葉がよく使われだすと、ピンは最初で1番のことだから最高、キリは最後だから最低ということになったようです。

 

 

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