2021年12月19日日曜日

周りが口を出し過ぎる

 

自己責任ということを否定する論調が幅を利かせるようになっているようだが、果たしてそれが人類社会のためになるのかというと、かなり疑わしい。

生物の基本は自己責任であろう。天は自ら助ける者を助くというのが真理なのではないのか?

 

もとより、何らかの原因が有って弱者と呼ばれる人はいて不思議はないから、如何に努力を重ねても叶わないということはある。その部分に力を貸すことで達成できるようにするというのが基本的な考え方なのではないのか?

 

自分でできることは自分でやるという力を育てないで、何でもお膳立てしてやらねばならないとすることでは、人の実力は育たない。

周りから庇護されることが権利であるとして憚らないのでは、それこそ血の滲むような努力を重ねている人たちに対して申し訳が立たない。

やるだけやってみることで、自らが納得できる段階に至ることができなかったとしても無駄だとは思えない。

殆どの人がそうなのであるからというのがその理由ではない。

人にはそれくらいの結果に耐える強さが備わっているのだと認めるべきなのではなかろうか。

 

自由でありたいと望むのは理解できるとしても、他人を踏みつけにしても構わない傍若無人波な身勝手さまでをも容認することにはならない。

ましてやそれを助長するかのような説には同意しがたい。

多様性とやらを理由に何を勘違いしたのか解らないが、場所柄をも弁えず、奇抜な服装や眉を顰めざるを得ない行動をして、それが個性だとして恥じない輩が出てくるのを咎めもしないでいると、それは弱肉強食の世界に繋がり兼ねまい。

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