2021年12月1日水曜日

口で言うほど簡単ではない脱炭素

 

地球温暖化を防ぐために脱炭素というのが世界の潮流になっている。

炭酸ガスが温暖化の原因と言うのが科学的に証明されているとは思えないが、表立ってそれを主張することはできない状況下にある。

化石燃料は目の敵にされているが、現実問題として電力を得る方法をどうするのかは確立されてはいまい。

火力発電をやめ、原子力発電も廃止するということになったら、電気エネルギーの恩恵にどっぷり嵌った文明人は、それが不足する生活にどう対処するというのか?とてものこと耐えられるとは思えない。

電気自動車だって、バッテリーに充電するための電気は必要である。

流行りの水素だって、その製造には電力が要るし、なによりもその移動には冷凍せざるを得ないから、ここにも電力が必要となる。

風力発電は、その設備が発する重低音被害と構築物の与える美館損傷に対応するため、洋上それもかなり深い場所に作るよりなくなるから、コストを無視できない。

太陽光発電だって同様であろう。

口先だけで同調意見を並べている間は解決に向かうとは思えない。不便を覚悟することができるかどうかにかかる。

 

よく、ドイツは火力発電も原子力発電も廃止の方向に進んでいて先進的だと持て囃すが、自国ではそれをしないだけであって、近隣のフランスに付け回しているだけではないのか?

表面的に表れる一事象だけを取り上げて全体像を評価しないのでは、問題は解決できない。

資源小国である我が国が長きにわたり積み上げてきた技術は、必ず世界中の役に立つ形で貢献できるようになるものと信じる。

悪口を言われることに負けて、それらの実力を発揮できないようになってしまうことがないようにすることが日本の役目であると思う。

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