2021年11月29日月曜日

コロナ対策と原油対策

 

WHO=世界保健機関は26日、専門家などによる緊急の会合を開き、南アフリカで確認された新たな変異ウイルスについて「懸念される変異株」に指定したと発表した。

指定の理由について、WHOは、現時点で得られている科学的な根拠からほかの「懸念される変異株」に比べ、再感染のリスクが高まることが示されているなどとしている。

毒性と感染力が非常に強いというから、心配の種が尽きない。
新種のコロナウイルスの呼称は「オミクロン株」とされたという。

ワクチン接種者が増えて、収束の方向に向かうかと思っていたが、何故か先進医療国である筈のヨーロッパ諸国での感染者が増大しているのは不思議である。

確かにわからないことだらけのウイルスであることは確かであろうが、殊更に情報を抑え込んでいる動きがあるように思えてならない。

まさか意図的に感染者増大がなされているとまでは思わないが、自然発生的なものばかりではないとしたら恐ろしすぎる。

収束が見え始めて世界経済に影響を与えたのが原油価格の高騰であった。それはインフレ傾向へと経済を直撃する。

米国が備蓄原油を放出するという政策を打ち出したが焼け石に水であることは見え見えで、原油価格が下がる動きにはつながらなかったが、原油価格が下落する動きは、「オミクロン」が発表されたことで起こった。

シェールオイルを抱える米国がそれに手を付けず、従来通りの産油国に増産を頼るのも訝しい。脱炭素を目指すにしても、国内の経済に多大な影響を及ぼす政策を優先しようとするバイデン大統領が何を考えてのことなのかが全くわからない。

ましてや中国も巻き込んで備蓄分を放出しようとした意図が解からない。

温暖化対策の前に、世界の経済が大混乱に陥ってしまうことはないのか?それでは元も子もなくなってしまいかねまいに。

イランを石油供給の世界に復帰させようとしたところで、核開発に歯止めがかかるとは思えない。中東とヨーロッパ諸国は、どのような方向に向かうのだろうか?

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