2021年11月3日水曜日

言いっ放しで終わりにしているが

 

衆議院選挙戦が終わって当選議員が決まった。

立候補者は真剣に選挙戦に臨み、己の信ずるところを選挙民に訴えたのである。

当選を果たした候補者もいれば、落選の憂き目をみた候補者がいたのも仕方がない。

しかし、選挙と言うのは選挙民が投票することで成り立つのであり、その選挙結果の後ろには国民の判断があるのである。

結果が厳然たる民意の顕れであることを受け入れなくては、民主主義は成り立たない。

 

選挙特番というのがあって即票を報道したのであるが、これはバラエティー番組とは違う姿勢で取り組まねばならない性質のものである。

お笑い芸人が司会を勤めることがあっても悪いとは言わないが、人間性での節度は必要であろう。

お笑い番組でオダをあげるのなら許されても、報道番組ということになったらそれでは済まない。

TBSは何を考えてMCの人選をしたのか判らないが、極めて不愉快な番組になってしまったのではないだろうか。

 

マスコミが如何に煽ろうとも、日本人は偏った考え方を嫌う。

番組は野党が勝つとでも思っていたのだろうか?

不偏不党の姿勢はかなぐり捨て、見るも哀れな暴言を連発した。

「残念な結果となりましたね。」というならまだしも、「ご愁傷さまでした。」とは何たる言い草。思い上がりも甚だしい。浅薄な人間のコメントを視聴者は呆れかえって聞かされ、後々まで不愉快な思いが続いたのである。

投票は終わっていたとはいえ、自分が誰に投票したかを報道番組で明かすなぞ、限度を超えている。局としてのコメントが如何様なものになるのか聞いてみたい。

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