衆議院選挙戦が終わって当選議員が決まった。
立候補者は真剣に選挙戦に臨み、己の信ずるところを選挙民に訴えたのである。
当選を果たした候補者もいれば、落選の憂き目をみた候補者がいたのも仕方がない。
しかし、選挙と言うのは選挙民が投票することで成り立つのであり、その選挙結果の後ろには国民の判断があるのである。
結果が厳然たる民意の顕れであることを受け入れなくては、民主主義は成り立たない。
選挙特番というのがあって即票を報道したのであるが、これはバラエティー番組とは違う姿勢で取り組まねばならない性質のものである。
お笑い芸人が司会を勤めることがあっても悪いとは言わないが、人間性での節度は必要であろう。
お笑い番組でオダをあげるのなら許されても、報道番組ということになったらそれでは済まない。
TBSは何を考えてMCの人選をしたのか判らないが、極めて不愉快な番組になってしまったのではないだろうか。
マスコミが如何に煽ろうとも、日本人は偏った考え方を嫌う。
番組は野党が勝つとでも思っていたのだろうか?
不偏不党の姿勢はかなぐり捨て、見るも哀れな暴言を連発した。
「残念な結果となりましたね。」というならまだしも、「ご愁傷さまでした。」とは何たる言い草。思い上がりも甚だしい。浅薄な人間のコメントを視聴者は呆れかえって聞かされ、後々まで不愉快な思いが続いたのである。
投票は終わっていたとはいえ、自分が誰に投票したかを報道番組で明かすなぞ、限度を超えている。局としてのコメントが如何様なものになるのか聞いてみたい。
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