2012年11月28日水曜日

花頭窓とはまた風流な呼ばれ方です


 石山寺に、ここで紫式部が源氏物語の構想を練ったという小さな部屋があって、花頭窓から境内が望めるようになっている。

 

 この時代より新しくなると、窓の下部がだんだんに狭まったものになるのだとか。

 火炎の形でもあることから火灯窓ともいいますが、木造建築は火を嫌うこともあって、花頭窓といわれるようになったらしい。

 
 紫式部が筆に疲れると、この窓から境内の樹木を眺めていたであろう姿が髣髴されて、一気に時代を遡ったような気分になりました。

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