2014年2月1日土曜日

散文詩「それはないでしょ」


幼いころから好きでした

こんなに好きだと気づいてからも

口に出せずにもう長い

心やすさの軽口ばかり

素直に好きと言えずにいたわ

 

会えば会ったで苦しくて

会わずにいようと決めたのよ

忘れられずに悩んだわ

そんなところに電話があった

たまには会って話をしよう

 

嬉しくってもうスキップしたわ

天にも昇るここちして

いつもに増しておしゃれして

待ち合わせ場所に急いだわ

時間前には着いてたわ

 

よー久し振りと手をあげた

笑顔がとてもまぶしくて

笑いも返せず見上げてた

顔がゆがんでいたかしら

綺麗じゃなくって見えたかも

 

会いたがったわけわかったわ

とんだわたしの勘違い

貴女の望みがそれだとは

私のともだち紹介してと

屈託もなく言う貴方

 

それが貴方の願いなら

悲しいけれどわかったわ

愛しているからそうするわ

これでほんとにお別れね

きっと幸せ掴んでね

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