雪が沢山降りました。
雪ぐのは、恥ということになっていますが、こんなに諸方に影響が出ると、困る人が多くなります。
濯ぐは、水で汚れを流すこと。
漱ぐは、水でウガイをすること。
夏目漱石は、石で口を漱いだ?
そもそもは、「枕石漱水」(流れに漱(くちすす)ぎ石に枕す)という詩からの熟語であり「俗世間から離れて、川の流れで口をすすいで石を枕として眠るような生活をしたい」
という意味なのだが、間違えて「漱石枕流」と言ってしまった人がいた。
それを友人から指摘されると、
「石で口をそそぐのは、歯を磨くため。川の流れを枕にするのは、水で耳の中を洗うためだよ」と負け惜しみを言った。
このことから、漱石枕流には負け惜しみ、頑固者という意味を持つようになりました。
自分のことを変わり者だと思っていた夏目漱石は、この漱石を筆名に選んだと言われています。
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