2014年11月4日火曜日

全額損するより一分でも回収できればと


景気が悪い時によく聞く債権放棄という言葉。最近では、大型なものとして日本航空が経営破たんに瀕した時、銀行が債権放棄したことがニュースなどで知られています。

もっとも、日本航空は立派に再建し、利益が出ているという。

 

債権放棄とは、一口でいうならば借金(貸付金)の棒引きのこと。

債権者(貸付側)にとっては、貸した金を回収することを諦めるということだから、その分をまるまる損するということだから、そうそう簡単なことではない。

 

どうして金融機関がそうするのかというと、債権放棄しなければ融資先である企業が倒産に追い込まれるなどして、損失が更に増大する危険性があることを危惧するからである。

債権の一部を放棄することで経営負担が軽くなり、再生の可能性が高まれば、残りの分は回収できる。

貸した金が全く戻らないより、少しでも回収する方が得だと判断してのことということになる。

 

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