2015年5月16日土曜日

引っ込み思案のままでいないで


 コネ社会と言われる日本だが、米国は実はそれ以上の人脈至上主義の国でもある。転職を頻繁に繰り返す人が多いこともあり、さまざまな異業種交流会、パーティや「ミートアップ」と言われる出会いの場にこまめに顔を出し、せっせと人脈作りにいそしむ人がとても多い。一般的な日本人からすると、米国人は皆、積極的で話し上手に思えるのだが、実は国民の4050%が自分を「Shy (=恥ずかしがりや、内気、臆病)」と考えているという調査もある。

 そもそも積極的な人が多いお国柄で、「恥ずかしがりやで引っ込み思案でいること」はキャリアやビジネスに致命的な影響を与えるため、その原因や解消法を科学的にリサーチする研究機関などがいくつもあるというから驚きです。


■ コミュニケーションは人を幸せにする

 「秘密のパーティ」には、有名なセレブやパワーエリートたちが集い、お互いを知らない人々が社交をし、ネットワークを広げるのだという。

 なぜこんなことをするのか。それは「人と人とのコミュニケーションは人を幸福にするから」だという。ウェークフォレスト大学のフリーソン教授の研究によれば、「どんなに内向的な人間でも、人と話をしたり、自分の主張ができるように振る舞うことで、ポジティブな気持ちになれる。ほとんどの人は、人と付き合ったり、触れ合うことで、幸せを感じることができる」そうだ。

 さらに、もうひとつ理由がある。それは「『人脈』というビジネス上最大の資産を、どのように築くことができるのか」というテーマを追求することだ。人は他人にどのような影響を与えたりひかれ合うのか。そんなさまざまな人間関係を観察して、スキルやノウハウを実験し実践するための場でもある。

 

 

 

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