2015年5月25日月曜日

ミネラル不足は熱中症になりやすい


熱中症を心配する季節となりました。

「熱中症」と聞くと、炎天下で過ごしているうちにめまいがしたり、気分が悪くなったりという状態を想像するが、国立環境研究所が今年1月に発表した平成26年の報告書では、発生場所別の患者数1位は「住宅」で33.3%。

また東京都福祉保健局のデータによると、昨年78月の都内の熱中症死亡者数は屋内34人(89%)、屋外4人(11%)と圧倒的に屋内のほうが多い。

気密性が高い住宅では夜になっても室温が下がりにくいうえ、節電意識の高まりで、あえて冷房を切るケース増えていることなどが原因と考えられている。

「人は体内で発生した熱を血液によって皮膚に集めることで、その熱を体外に放出したり、汗の蒸発によって体の熱を奪ったりして体温を下げています。

しかし、湿度が75%を超すと汗は蒸発することができなくなります。するとダラダラと汗が出るだけで熱を奪うことができず、脱水状態となり熱中症につながります。

日本の夏は湿度が高いため、熱中症になりやすい環境なのです」

 

汗には水分だけでなくミネラルも含まれており、体に必要なミネラルが暑さによって大量に失われてしまう。

このミネラルが不足すると、体が体内のミネラルの濃度を一定に保つために水分を減らす結果、血液量が減り、血液による脳への酸素供給が不十分となり、めまいやふらつきが起こるという悪循環に陥ります。

ミネラルは人間の体内では作ることができないから、ミネラルを意識的に摂るために「ミネラル入りむぎ茶」やスポーツドリンクなどを飲むことで補給することが必要です。

 

ミネラルは、一時にまとめて補給するよりも毎日継続的に摂ることが大切です。

なぜなら、熱中症は発生した当日の水分不足から起こるのではなく、数日前からの水分不足とミネラル不足が原因で発生するからです。常日頃から十分なミネラルの補給を心がけるようにするのが良い。

 

 

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