2015年11月24日火曜日

「体」は「空だ」と考えられたら

「病は気から」と昔からよくいわれます。
気力が充実していれば、病は発病しないということであります。
誰にでも言えることでしょうが、口に出さないだけのことで、体のどこにも痛い所や具合の悪い所が全くないということはまずありません。常時絶好調などということは殆どない。

極端なことをいいますが、本当は病気ではないのに、病気が好きな人というのがいます。いつも具合が悪い具合が悪いと口に出す。
こういう人は健康にはなれない選択をしているということなのでしょう。
いつもいつも、あそこが悪いここが悪いと周りに言い触らしていると、本人が知らないだけで顰蹙を買っているということでもあります。

本当に具合が悪ければ、言われなくても医者にかかるし入院もします。自分でも健康を取り戻そうとするからです。

断っておきますが、不幸にして重篤な病に罹っている人のことではありません。

大抵の人は、「俺は健康に留意して栄養も摂っているし、適度の運動もしているし、病気になんてなる筈がない。」と自分に言い聞かせているから、寝込むまでには至らないで過ごせている。

脳というものは、ある意味で怠ける理由づけをすることがあります。
具合が悪いということになれば、自分も他人も無理を強いることはないし、気づかってもくれるから甘えが出がちですが、自分の意識が病を呼び込んでいることもあり得るから、「気から」ということなのかも知れません。
無理しすぎて本当に病気になるということを無視するわけではありませんが、気持というものが体に与える影響は大きい。

「体」は「空だ」というふうに考えたら、本来は軽やかな筈だと思えるのです。

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