自らを遜って(へりくだって)表現するならよいが、他人が言うのには違和感のある言葉というのがあります。
「いきざま」と「みぼうじん」が代表的な例です。
日本語では、生き様(いきよう)死に様(しにざま)というのが対句です。
「ざま」というのは、「ざまあみろ」という使われ方がされる通り、品があしゅうございます。
自分の生き方を自嘲して「生きざま」というなら許されても、他人がそう言ったら失礼です。
「未亡人」というのは、読んで字の如く「いまだほろびざるひと」という意味です。
本来なら夫と一緒に死ぬべきところ、いまだ死なずに残っていますという表現ですから、本人がそう言うならまだしも、赤の他人が言うのは無遠慮すぎます。
これに類する言葉というのはありますから、要注意です。
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