2021年1月26日火曜日

宣伝なのか報道なのか

 

中国はGDPが伸びていると発表しているが、俄かには信じられない。

何となれば、停電が続いているというからである。

エネルギーの確保ができなくて経済が発展するわけがない。

洪水問題は抱えているし、AIIBも処方で綻びを見せているとも聞く。

中国国内での石炭採掘は、オーストラリアから輸入するのと比べて原価的に競争できない。

同じくエネルギー源としての原油の必要量は7億トンといわれているが、中国内での生産はかろうじて2億トン止まりであり、それも輸入に比べたら高くついている。電力問題が簡単に解決するとは思えない。

不足分の5億トンは輸入に頼るしかないが、マラッカ海峡を経由してのルートでは軋轢含みの近隣諸国が封鎖してしまう危険性がある。

インド洋からの荷揚げを考えても、これも仲が芳しくないインドがそれを封鎖あいてしまう可能性がある。

それを逃れるためにバングラデッシュの港を使えるように画策しているが、そこからウイグル地区に持ち込みたいとしているとしても、ウイグルが気づいたらどうなることやら。

力による現状変更を考えるのではなく近隣諸国との友好関係を築けば、平和裏にことが運ぶと思うのだが、中国はそれをしない。

共産党の既得権益に影響がでることを嫌っているのかも知れないが、無理を通すことが長続きしないであろうことは予想に難くない。

中国の経済は日本にも重大な影響を及ぼすのであるから、正しく報道してほしい。

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