2013年10月6日日曜日

よろしかったでしょうか?という変な問いかけ


電話に出ると「○○さんでよろしかったでしょうか?」と聞いてきた。

こちらは受話器をとったときに「○○でございます。」と、その時点ですでに名乗っているのにであります。

 

聞きなれない声だし、どうもセールスらしいので、「よろしくはないけど、どちらにお掛けになったんですか?」と尋ねると、確かに当家に電話していることに間違いはないのだけれど、自らを名乗りもしないでクドクドと無遠慮に質問してきました。

 

「で、手短にいってご用件は何ですか?」「~~~~~」「そうですか、ご苦労様。その気はないので他所で頑張って頂戴ね。」と告げた。

受話器の向うで話を引き伸ばそうとしている声がしているが、忙しいし、もう相手をしてはいられない。

 

電話したのなら、「○○さんですか?」とか「○○さんでいらっしゃいますか?」

であって、「よろしかったでしょうか?」というのは何の許しを求めているんだかわからぬ。

 

 買い物をする時のレジでも、変な言葉遣いがされていることが多い。

「1000円からお預かりします。」とか「1000円からで宜しかったでしょうか?」など。

「1000円お預かりします。」か「1000円からで宜しいですか?」というのが日本語。

「1000円で大丈夫ですか?」と聞く人もいる。

 こちらが、代金として足りるかどうか聞いているのではなくて、店員さんがそう言うのです。

 

「れる」「られる」や尊敬語、謙譲語、丁寧語は、基本がわかればそんなに難しいことではないように思うのだけれどね。若いうちに教養としてきちんと身につけましょうネ。

日本語は素晴らしい感性を育ててくれる言葉なんだから・・・

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