2014年9月13日土曜日

若葉は行者ニンニクに似ているが、イヌサフランは毒


イヌサフランを行者ニンニクと間違えて食べたというニュースがありました。

ちょっと注意すれば間違えようもないと思うのですが・・・

 



イヌサフランは、9月頃、地中から長い花筒を出してピンクの花を咲かせます。花が美しく、コルチカムの名で観賞用に庭先などでも栽培されます。


植物全体、特に球根(鱗茎)や種子に、アルカロイドのコルヒチンを含有しており、誤食すると嘔吐、下痢、呼吸麻痺などの中毒症状が起き、甚だしい場合は死に至ります。
薬用として、コルヒチン(痛風の鑑別薬)の製造原料となります。

 

イヌサフランを行者ニンニクと間違えて食べ、死んだというニュースがあったばかりですが、春先の山菜狩りで、葉っぱが似ていることからギョウジャニンニクと間違いやすい物には、スズラン・バイケイソウ等がありますが、いずれも猛毒です。

ギョウジャニンニクの芽生えには特有のニンニク臭がありますから、触ってみればすぐわかります。イヌサフラン等の芽生えには、ニンニク臭はありません。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿