2014年9月28日日曜日

まず神様たちが仲良くしてくれないと


「宗」の意味というのは「モト」のことで、そこから中心となるもの、先祖を祀った廟(びよう)の意を持つようになっているようです。

祖廟(そびよう は一族団結の中心であることから,中心・根本として尊ぶ意味が出てくる。

 

神仏など超自然的な存在に対する信仰などということで理解するのであればよいのだけれど、それが組織を持ち、一派をなして教義ができ、儀礼儀典が備わってきて教えということになるとややこしくなる。

 

一派をなして宗教と呼ばれるようになると、なんらかの意思が働くのか多様化し、神として中心に据えた存在とその教義に従わないものは、悪魔であるとして徹底的に排除するようになってきたのではないだろうか。

 

宗教と宗教で対立すると、そこに協調や相互理解はなくなり、説得というものはもうきかない。

神仏をはじめとする超自然的存在は、本来自明(当たり前)ではないのにもかかわらず、信者はそれを自明のものと考え、疑うとか自ら考えてみることもせず、その存在について一切の疑念や矛盾点については問わないことを強いられる。

そうしてみると、「宗(もと)」をつかって人間が作った仕組みが宗教であるといえなくもない。

 

宗教は、そもそもが「人を幸せに導く力のあるもの」である筈だから、それは人種や住む場所によって大きくは違わないものなのではないだろうか?何故なら人たるの根本から起こるものなのだから・・・

 

世界の宗教の信者数は、キリスト教が約20億人(33.0%)、イスラム教が約119,000万人(19.6%)、ヒンズー教が約81,000万人(13.4%)、仏教が約36,000万人(5.9%)、ユダヤ教が約1,400万人(0.2%)、その他の宗教が約91,000万人(15.0%)といわれています。

これら大枠の宗教でも、宗教ごとに分派があって、その分派ごとの対立もありそうです。

そろそろ神様の神様が現れて統一してくれないと、世界平和の実現は難しそうです。

 

 

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