2018年9月11日火曜日

竹島を返還する気はさらさら無いようだが

我が国が古くから竹島の存在を認識していたことは、多くの古い資料や地図により明らかになっている。17世紀初めには、日本人が政府(江戸幕府)公認の下、鬱陵島に渡る際には竹島を航行の目標とし、また船がかり(停泊地)として利用するとともに,あしかやあわびなどの漁猟にも利用していた。遅くとも17世紀半ばには、我が国の竹島に対する領有権は確率していたと考えられる。
江戸時代まではそれで通っていたが、その後国際法の関係が言われるようになったこともあり、それを明確に主張するための手続きは正当になされた。
我が国は1905(明治38)1月の閣議決定により竹島を島根県に編入して、領有意思を明確にし、諸外国に再確認するとともに、その後官有地台帳への登録、あしか猟の許可、国有地使用料の徴収などを通じた主権の行使を他国の抗議を受けることなく平穏かつ継続して行っていた。
我が国固有の領土であり、不法占拠しているのは韓国であることは明白な事実である。
にもかかわらず、日本が軍事力で奪還することなどまず考えられないのに、韓国は竹島周辺で軍事訓練をするなどして、非常に挑発的である。
竹島が日本固有の領土であることは、韓国が如何に主張しようが無理だと知って、力をもってつなぎとめておきたいことの表れとしか思えない。

「韓国側は『1905年当時、韓国は日本の保護国で反論できなかった』と強弁するが、そんなことはありえない。なぜなら、日本の保護国になる以前の1899年に韓国で発行され、教科書として使われていた『大韓地誌』がその証拠となる。
教科書には韓国の領土範囲が記されていますが、そこに竹島は含まれていない。海図さえまともなものは朝鮮側にはなかった。

『大韓地誌』の記述を日本語訳すると、以下のようになる。

〈わが大韓民国の位置はアジアの東部に在り、支那の東北部から日本海と黄海・渤海の間に突出した半島で、北緯3315分より4225分に至り、東経(グリニッジ天文台を基準とする)12430分より13035分に至り、東は日本海を界とし、西は黄海に、南は日本海と黄海に臨み、東南は一海峡を隔てて日本の対馬と相対し・・・

この記述と、そこに添付されている地図を対照すればわかるが、「竹島は韓国領ではありません」と韓国の教科書に自らが書いていたのである。今の主張が捏造であることがはっきりわかる。

 更には、韓国が不法占拠を続ける島根県・竹島(韓国名・独島)について、大きな墓穴を掘ったといえる検定教科書を終戦後に独立を得てからでさえ出版していた厳然たる事実もある。
自国の東端を、竹島より西側として記述しており、竹島を自国領から除外していたのだ。日本政府が国際司法裁判所(ICJ)に提訴する際、韓国のウソを打ち破る補完証拠になり得る。

 注目の教科書は、1957年に発行された中学生用の社会生活科の教科書「わが国の地理」。現在もソウル市内にある教科書出版社「一潮閣」から出されたもので、「韓国文教部(現・教育部、日本の文科省に相当)検定済み」と表紙や前書きに明記されている。

 領土問題に関心がある西日本在住の男性が大阪市内の古書店で発見し、2000円で購入したものである。「朝鮮大学校蔵書」という印もあり、北朝鮮系の朝鮮大学校(東京都小平市)から流出したもののようだ。

 教科書では「わが国(韓国)の位置」を「東端…東経130度41分22秒」と記載していた。つまり、韓国が現在、東端と主張する竹島の位置(東経131度52分)から約130キロも西側(韓国寄り)が、自国の東端と教えていたということである。

この教科書が注目されるのは、韓国の李承晩(イ・スンマン)大統領=当時=が日本海に一方的に「李承晩ライン」を引いた52年よりも5年後に出版されているからである。
韓国政府は54年に海洋警察隊を島に常駐させ、現在に至る不法占拠につなげているが、57年の出版時点でも、韓国は「竹島領有」を子供たちに教えることができなかったということに他ならない。

この李承晩大統領というのは酷かった。
戦後育ちの我々年代の者は、今更言わないだけのことで、当時のことを鮮明に記憶している。
戦後の復興のために懸命であった漁民が出漁操業している漁船を銃撃し、漁船を拿捕したり漁民を抑留したというニュースはしょっちゅうであった。
その一方で、国内に居る第三国人と呼ばれるようになった彼らは暴虐のかぎりをつくしていた。
敗戦国である日本の警察は頼りにならず、唯一対抗したのはヤクザと呼ばれる人たちだけであったから、それが今も暴力団として残った遠因ともなっているように感じる。

李承晩は、武装解除しているのは日本を攻めようと画策していたが、その隙に背後を衝かれ朝鮮戦争が始まると、自国民を捨てて真っ先に逃げ出した。途中の橋も落として釜山まで逃げ込み、そこで破廉恥にも敵対行動をしてきた自らの行いを省みることもなく、日本に亡命を打診したのだという。
アメリカ軍が今も韓国軍を信用しないのは、自分たちが戦わねばならないのに他人任せにして恥じなかったそういう歴史があるからであろう。

悲しいかな、韓国では捏造洗脳教育を施されてしまっているから、そういう真実を殆どの人が知らないでいる。漢字を読めなくしたのも、知られたくない過去があるからとしか思えない。日本を悪く言うことなぞとてもできないことが数多いのである。

日本人の中にも愚かな人は多い。これも戦後教育によるものなのかも知れない。
竹島なんていう小さな島は、争いになるくらいなら譲ってしまえなどと平気で口にする人がいるのである。
竹島を譲ったら、次は対馬が標的になるなどとは考えもしないのだから情けない。
不当な要求は、断固として不当なのだとすることを、国際感覚として保持しなければ、国の安全保障は成り立たない。


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