2018年9月22日土曜日

折句は無いわあ?

唐衣着つつなれにし妻しあれば はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ
伊勢物語の9段『東下り』そして『古今和歌集』に収録されている在原業平歌は
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
の頭文字を読むと「かきつばた」となり、折句の技法だとされる。
枕詞や掛詞も駆使されたくとして有名である。

同じく業平の句、名にしおはば いざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと、は
なにしおはば
いざこととわむみやこどり
わがおもふひとは
ありやなしやと

と並べると、「無いわあ」となるのだが・・・


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