2018年9月4日火曜日

割と知らないでいる森と林の使い分け

森と林の違いってなぁに?
普段意識しないで使っている言葉であるが、いざ聞かれてみると、なかなか説明ができない。
森という字は木が林より一つ多いから、木が沢山あるかどうかの差だと、わけのわからないことをいうことになる。
国語辞典では、森:大きな木がたくさん茂っていて、薄暗くなっている所。 林:広い範囲に木が多数生えた所。 広辞苑では、 森:樹木が茂り立つ所。 林:樹木の群がり生えた所。 大辞林では、 森:樹木が多くこんもりと生い茂っている所。
という説明になっているが、これだって解り難い。

農林水産省の定義では、自然にできた樹木の密集地を「森」、人工的に作られた樹木の密集地を「林」としている。
しかし、人の手によって作られた公園を「市民の森」と呼んだりもする。人の手で植樹されたところを「人工林」とは、確かに呼ぶ。

『森』は『盛り』と同じ意味であり、木が多くこんもりと盛り上がったところの意味や実際に小高い場所などにあることから、木々がこんもりと生い茂っているところと言い換えることができる。
『森』は同じ種類の木々が立ち並んだところではなく、多種多様な木があり、深く生い茂るようなところでもあります。
『林』の語源は「生やす」の名詞化「生やし」であり、木を生やしてあるところの意味から来ている。
深く生い茂ることは表していませんが、樹木が群がっていることを表していて、同じ種類の木々が多数立ち並んでいることが多く、木と木の間隔が狭くないところ。


0 件のコメント:

コメントを投稿