2018年10月1日月曜日

姑息の意味も間違われやすい

通用してしまうから使いがちだが、そもそもの意味とは違う言葉というのがある。

姑息な手段というのを、卑怯なだとか狡い手段という意味で使う人が多いが、間違いである。
姑息の、「姑」はしばらく、「息」は休むの意であり、それからできた語であるから、「一時の間に合わせにすること」或いは「一時のがれ」「その場しのぎ」ということである。

「敷居が高い」の意味は、「ハードルが高い」「レベルが高い」ということではない。
相手に不義理等があり、その人の家に行きにくい」状況を表現する際に用いる言葉である。

「確信犯」というのは、「悪いことであるとわかっていながらする犯罪」ということで使われがちだが、本来は「信念に基づいて『正しいことだ』と思い込んでする犯罪」を表す言葉である。


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