2018年10月13日土曜日

困難をいつの間にか乗り越えてしまえる民度

ロシア人には、日本人がどうしても理解できないことが有るのだと言う。
「原爆を2発も投下して、無辜の民を30万人も虐殺したアメリカを、どうして好きな国だと言えるのか?」
それに対し、日本人が、「不可侵条約を一方的に破棄して侵攻し、戦後には日本兵を大量に抑留して、シベリアで強制労働に従事させたこと、終戦後に日本の北方領土を不法にも占領した事について、ロシア人はどう思っているのか?」と問い返すと、実に困った顔をするのだとか。

日本人が米露に対しさほど文句を言わないのは、敗戦国である悲しさで、戦勝国が彼らに都合の良い理由をつけて、日本人を教育した結果だという説明をする人がいる。
反日日本人がそれに全力で協力し、自虐史観を定着させた結果であると言う人もいる。
しかしそればかりではあるまい。
いつまでも相手の悪口を言い続けるのは、民族の美意識と誇りに馴染まないということもあるように思う。

戦後教育によるというそれらは事実なのかも知れないが、真珠湾攻撃も、それに引き続いた大東亜戦争も、一方的に日本が悪かったとは言えなかったことも、段々に浮かび上がってきていても、それらを蒸し返し逆上して騒ぎ立てるということを日本人はしない。

抑留され、捕虜として強制労働をさせられたとしても、そこで残した仕事の成果は、後々まで高く評価されるものであった。どんな境遇下にあったとしても、いい加減なことはしないし、焼け野原から見事に復興を遂げるに至るときも、恨み事や泣き言は言わなかった。いつでも潔かったのである。
現実をそのまま冷静に受け入れ、そこから何をすべきかに誰もが懸命になって、困難を乗り越えたのである。
相手国の優れた点は謙虚に受け入れたし、経済が発展してきてからでも、後進性の残る国が相手であっても、決して馬鹿にしたり格下に扱うことはしなかった。
あるがままの現実を冷静に評価し、将来に結びつけることに目を向けられる賢さがあったのだと思える。
長い歴史が培った高潔な民度があったということになる。

さればこそ、瞬く間に世界有数の先進国として甦り、世界諸国から好ましい国として評価されるに至ったのである。
日本が嫌われていると言い続けているのは特亜3国と、その宣伝に毒された一部の反日日本人のみである。
ちょっと調べてみればすぐ判ることである。もっと誇りと自信を持った方が良い。


0 件のコメント:

コメントを投稿