2018年12月9日日曜日

最初を間違えたからでは?


日韓関係がどうやっても取り返せないほど拗れてしまった原因となったのは、初代大統領李承晩の徹底した捏造反日教育によるものだと思えてならない。
長きにわたって騙され続けている国民も国民だと思うが、それがあの民族の限度なのであろう。

北朝鮮の金日成とまったく同様、権力亡者・李承晩は、ライバル、及び近未来に自分のライバルになりそうな人物を、情け容赦なく、しかも躊躇うことなくどんどん粛清した。

一時期テレビを賑わした韓流ドラマに、「伝説の心医ホジュン」というのがあった。
朝鮮王朝第14代から15代ころまでの話であるが、主人公に感情移入してしまって見失っているだろうけれど、根底に流れているのはおぞましいばかりの事大主義。
大に事える(仕える)のは、中国の属国としての歴史の中で血肉にしみ込んでしまった考え方なのであろうから変わりようがなさそうである。
儒教の悪い所ばかりを取り入れ、形式的でものの役に立たない小理屈ばかりを主張しあって権力闘争ばかりしている王朝であった。
本家の中国であれど、徳が失われた王朝は易姓革命によって倒れたが、朝鮮は一朝ことあれば王が国民を捨てて真っ先に逃げ出して平気な国であった。どんな難事の中にあってでさえ、権力闘争に明け暮れ、王といえど有力な家臣の言うがままにしか動けない情けなさであった。

第二次世界大戦が終わり、棚ボタ式に韓国は独立したが、初代大統領がいかなる経緯で選ばれたのかが判然としない。
李承晩は没落両班の家に生まれた。族譜では、太宗の長男で世宗の兄である譲寧大君16代末裔である。承晩自身は李氏朝鮮の王族の分家出身であることを誇りにしていた。
何とも情けない権力闘争に明け暮れた王族の血を引いているのであれば、その気質を色濃く引きずるのかも知れないが、米軍軍政時代と李承晩政権時代には、韓国社会のみならず、国際社会を驚かした暗殺事件が、ほとんど絶え間なく、次から次へと起きた。

1945年12月、先ず、民主党委員長の宋鎮禹が暗殺された。
翌1946年11月、民主党政治部長の張徳秀が暗殺された。
李承晩が始めた愛国教育(反日洗脳教育)が韓国国民から道義心と良識を奪った。

悪の権化ともいえる李承晩政権の12年間、韓国の国民一人当たりGDPは100ドル以下の最貧国惨状であった。
1950年6月25日の朝鮮戦争勃発を受けて、残忍・冷酷な李承晩は、韓国軍と韓国警察に、
共産主義からの転向者やその家族を再教育するための統制組織「国民保導連盟」に登録されている者たちと収監中の政治犯たち合わせて100万人以上を大量虐殺した
これが保導連盟事件と呼ばれているものである。
大戦争をしたって、そんなに多数の死者は出ない。

1948年4月、済州島で起こった島民の反政府蜂起を鎮圧するため、残忍・冷酷な李承晩は、韓国軍、韓国警察、右翼青年団に命じて済州島島民の5人に1人にあたる6万人を虐殺した。
済州島の村々の70%が焼き払われたという。

英国のBBCは、この済州島事件のむごたらしい虐殺現場映像を放送して残忍・冷酷な李承晩を強く非難した。
1948年10月、済州島で起きた島民の反政府蜂起鎮圧のため出動命令が下った全羅南道麗水郡駐屯の国防警備隊第14連隊の隊内で南朝鮮労働党員が反乱を煽動した。この煽動に全隊員が応じて、第14連隊全体の部隊ぐるみの反乱となった。これが麗水事件である。

李承晩は直ちに鎮圧部隊を投入した。1週間後に反乱は鎮圧された。
第14連隊の敗残兵はその後北部の山中へ逃げ込み、長く執拗にゲリラ抵抗を行った。

李承晩は、麗水事件処理と称して、反李承晩勢力の徹底的殲滅をおこなった。この徹底的殲滅は過酷を極めた。
反乱部隊兵士たちに加えて、「関係あり」との「でっちあげ」常習犯李承晩の悪辣な人殺し常套手段で、非武装の民間人8,000人以上が殺害された。
身の危険を感じた、実に多くの者が、日本へ密航・国外逃亡した。
この人たちの裔が在日韓国人の多くを占めているというが、不法入国であったことに違いはない。

彼がした悪行は枚挙にいとまがないほどであるが、それらを隠すためと、何よりも日本の統治時代の方が良かったと言われることを恐れ、徹底的な反日教育をした。
恨みの感情を突かれると非常に弱い民族性は、それに見事にはまってしまった。
捏造を捏造だと気づけない国民として育ってしまい、恨みだけでこの先を生きていくしかないとしたら、なんとも哀れである。

独立した法治国家だと言い張るが、どう見ても法治国家だとは思えない。
三権分立だというのであれば、行政府や立法府が司法に対してのチェック機能がなくては適わぬ。
司法が優先して(法解釈に問題がありすぎると思うが)行政府が何でもできないのであれば、大統領制の根幹は一体どこにあるというのだろうか?支離滅裂ではないか。

2トラック外交などとチャンチャラおかしいことを言っている場合ではあるまい。
昔なら戦争である。国交断絶を望んでいるとでもいうのなら、日本側はそれで構わないとする機運ができつつある。

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