2019年1月5日土曜日

ちょっかい以上の手は出せまい


中国やロシアが軍事力を背景にして外洋(太平洋)に出たいと思うのは、大国だから解らなくはないが、その時には日本列島がその最大の障害になる。

日本人ですら余り理解していないが、日本には全国に80か所を越える日米の軍事基地があり、米国はそこを拠点として遠くアフリカ大陸までをも戦力的に統括している。
ある意味でいえば、ここまで信頼できる基地を提供できる国は他にないともいえる。即ち、単に日本を護ってもらっているだけではないとえるのである。
中国が日本にちょっかいを出してくることはあるが、限度を越えれば日米の軍事的脅威と対決しなければならないから、まだまだそこまでの実力はないと、彼ら自身が理解している。

中国は第一列島戦・第二列島戦を越えなければならないが、海軍力が劣っていることは承知しているから、潜水艦を作ってカバーしようとしているのだろうが、彼らの原子力潜水艦(外洋に出て長期の戦略を考えたら必須軍備)は静粛性に欠けるから、どこに居ても、所在を明確に突き止められてしまっている。日本の監視網を掻い潜ることは殆ど不可能である。
所在が知れているということは、いつでも撃沈される恐れがついてまわっているということである。

わけが解らないのは、韓国が海軍を増強したがっていること。
日本の潜水艦が優秀であることは世界の常識であるから、どうしてもそれに負けたくないらしいが、技術的にそれは適わぬ夢であろう。建造しても進水式にいたることができず浸水式を繰り返しているお粗末さであり、無駄な努力である。
韓国を攻める国があるとしたら、それは陸続きに侵攻するに決まっている。
海から韓国を攻めようとする国なぞおよそありえない。
日本がそれをするに違いないと韓国内で騒いでいるらしいが、日本は頼まれたって韓国なぞ攻めない。
かかわりを持つことは金輪際ご免蒙りたいと思っているから、彼らは見当違いの判断しかできない国ということだということで、諸国から失笑されているのだが、日本を敵視することでしか国論を纏められないような教育を徹底しすぎてしまったから、引っ込みがつかなくなっている。

どうしても日本をやりこめないと気が済まないということで、ヤケクソ気味に北朝鮮の核を自国に取り込もうと考えているのだろうが、それこそ判断力が疑われる最大の根拠なのである。
そんなことをしたら、日本は即座に核武装に踏み切るであろうと世界各国は理解している。
その時は、どうやっても日本を止めようがないとも思っている。
日本はワンオーバーナイトで核弾頭を作れる国だというのが世界の常識なのである。寝ている子を起こすようなことは、ギリギリのところでしないようにしている。
運搬手段としてのロケット技術も恐るべき段階なのであり、日本を刺激して本気にさせない方が良いと思われているのである。それが解からず舐めているのは韓国くらいのものであろう。
世界各国は、日本は核実験をしないでも核兵器を作れる国であると認識しているのである。

それはさておいて、日本人で良かったと思うことがある。舐めたらあかんぜよ。
戦後教育を受けて育ったから、歴史感としては日本悪者論に引きずられていたきらいがなくはなかった。
それにしても、近隣諸外国の物言いに疑問を持つことが多くなり、近年はいろいろ調べてみるようにもなった。事実関係が判ってくるにつれ、言われてきたこととは違い誇りに思っていいことも多々あるのだとの意識も高まってきた。真実はいずれ明らかになるもの。
歴史問題をとやかく言っても始まらないが、戦後の処し方をみるだけでも、日本人の感性というのは浮かび上がってくる。時代によってそれが変わったとは思えない。
理不尽な要求に対して、それに不平不満を持ち、恨みつらみを並べ立てて相手を悪く言う前に、まず何とかしてその困難を乗り越えようと努力する民族なのだと信じられる。
そしていつのまにかそれを成し遂げてしまう。過去に囚われっぱなしでそこから抜け出せないということはない。進歩というのはそういうところから生まれる。
先人たちが頑張ってくれたのだから、それに続かねばならないと心底思えるのである。

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