2014年7月27日日曜日

夕暮れ時の女の子と、その母親


 「我が身に替えても」という気持ちをもつ人が少なくなってしまったご時世と成り果てては、このような情愛が現れることが段々になくなっていってしまうのでは・・・。

 

 自分の都合が、もっと極端にいえば自分勝手な感情が、何にも増して優先し、またそれを個性として助長しているような風潮であるから、相手を思いやるなんてことは程遠いようです。

 

 うわっつらの、言葉だけでの「やさしさ」なんてのを声高に喧伝するばかりで、身をもって教え導く大人が少なくなってしまったのはなぜなんでしょうか。

 幼い子供の言動の中には、優しさをみることが多いのに、育つにつれそれが失せてしまうのはどうしてなんでしょう?

 

 お祖父ちゃんが、変なご飯の食べ方をしていた孫に食べ方のお作法を教えたら、「余計なことをしないで下さい。」と母親から文句を言われたんだと。

 そうです。ご飯のお茶碗は左で、お吸い物のお椀は右なのです。それはどちらにあっても大した違いじゃないじゃないか、なんてことで見過ごしてはならないのです。

 そういう小さなことが、社会に出たときにお互いの関係を滑らかにするルールなのだと思います。

 

 夕暮れ時、補助輪のついた自転車に乗った帰宅途中らしい女の子を、母親が感情的に口汚く叱責しながら一緒に歩いておりました。

 何を怒っていたかというと、少し先の交差点を渡る都合上、道の右側を進めと母親が言うのに、女の子が交通法規を守って左側を行こうとするのが気に入らなかったらしい。

なんということ。

 

 よっぽど注意してやろうかと思ったけれど、後で女の子に八つ当たりするに決まっていそうだったのでやめておきました。

 

 それにしても、「なんという」暑さ・・・。皆様熱中症にご注意!

 

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