表面的善人というのがいる。
正義の味方面をして、自分の一方的思惑を通すための綺麗ごとをいう。
表立って反論できないことを先ず旗印にしてものを言うから、手がつけられないのだが、大抵は本心が違っているから、いつの間にか巧妙に論点をずらした方向に話をもっていく。
そんな内心が最初から透けて見えるから、いかに声高に叫んでも、多くの人からの賛同は得られない。
テロ殺人事件でもそうだった。理不尽な要求をする相手に合わせろと言わんばかりのことを言っているに等しいのではないかと思ってしまう人たちが、責任ある人たちにも多かった。
効果的な対案を提示するのなら別だが、ただ文句をいうのでは・・・。
世の中綺麗ごとだけでは上手くいかない。口に出してはならないことも抱えて、なんとか良い方策をとろうとみな苦慮しているのです。
一見、論戦では負けているようにみられるが、多くの情報と対応策のバランスをいかにとろうかと考えている人たちの方が深みがあって信頼できる。
それを言っちゃあお終いよ、ということを我慢するのは大変だと思う。
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