2015年2月19日木曜日

面倒な「のに」の霊


 “とちる”とか“ドジを踏む”ことってのは、誰にでもある。ワザワザ遠くから出張って行った“ノニ”ということにでもなると、穏やかではいられません。」

 

 この“ノニ”っていうのは、心に与える影響力が大きいから、精神衛生上宥め方をうまくやらないとあとあとまで残るので油断がなりません。

 

 私が団体の会長ということになって、大先輩方のお世話役ということになって、某大手旅行会社に依頼して企画した国内旅行がありました。

 途中で地方の有名美術館を訪ね、教養を高めようというスケジュールになっていました。

 

 ところが行ってみたらそこは休館日。

 おいおい折角来た“ノニ”そりゃ~ねえずらよ。会長の面目まるっつぶれ。

 

 しかしながら、そこは酸いも甘いも噛み分けた海千山千おっと失礼、経験豊富なお歴々、旅行会社の所為にすることなく不手際を詫びる私に、「いいよいいよ、そういうことあるよ。また来ればいいよ。」と口々に言ってくれて、他の楽しみを見つけたのでした。

 1日がかりでないと行けない所だから、又といっても簡単ではない“ノニ”。

 

 そんなことの後でも、上野に会社のある私をして月曜日に上野美術館の前まで行き、門が閉まっているんでスゴスゴ帰るということがあります。

 

 でも“ノニ”と言う風には思わないようにしています。きっと何か気づかせようという力が働いたんだと・・・。そしてホントに何かに気づくのであります。

 

 

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