2015年2月9日月曜日

システムとしてゴミが出ない文化があった


50年来の友人が、銀座の教文館で「江戸文様こよみ」展を催しているので、名講演を聞かせてもらいました。

様々な模様には、それぞれの名前と意味があったのだという。

彼の蒐集した資料は年々増加し、それらを体系立てて解説するのに淀みがないのは、積み上げられた研究が身についているからだと感じました。

 

 
 


その時代、世界に類を見ない100万都市であった江戸には、ゴミというものが全くなかったのだといわれてる。

住人の民度が高かったのだというくらいにしか理解していなかったのだけれど、今回の講演で、聞いたところ、江戸という地は、生活することで生じる廃品は全て、布にしろ紙にしろ次の用途に再生され、最後に焼却して残った灰に至るまで、無駄なく利用するシステムがあったのだとの説明があって納得しました。

 

今、日本には都会資源といわれるものが膨大な量眠っているといわれます。工業製品に含まれていた希少金属なども、埋まっているという。

そういうものを再利用するシステムができれば、資源大国となれるに違いない。

 

 

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