あくまで私の個人的な意見ですが、それを見ると異様に感じてしまうのです。
ピアノの演奏で、人にもよるのだが大仰に体を揺すり、鍵盤の上にのしかかって、甚だしきは曲想がそもそもそうでもないのに、鶏が今にも息絶えそうなときのような苦しげな表情をしたりするのを見ると、こちらの躰にも力が入ってしまって聴いていられなくなることがある。
表現力とはとても思えないのです。
疲れてしまうので、そんなときは途中で抜け出してしまいます。
芸術でもスポーツでも、一芸に達した方々は体の力が抜けて、ゆったりとした自然体で仕事をするから、その雰囲気が伝わってきて豊かな気持ちになれる。
自分を見せようとするのではなくて、奥にある芯の(真の)ところを引き出すのには、無駄な動きがなくならねばならないのではと思ってしまうのです。
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