清算と精算は、どう違う?
清算に使われる「清」の文字は、文字通りきれいにする・きよめるという意味につながる漢字です。
そのため「清算」は過去をきれいに整理するという意味や、お金の貸し借りにきれいに決着をつけるという意味でよく使われている言葉です。
一方精算の「精」の文字は、精密や精巧等のこまかい・詳しいという意味につながる漢字です。そのため精算はお金を細かく計算する、お金の過不足を細かく計算し直すという意味で使われています。
仕事上でよく目にする「清算書」若しくは「精算書」。
この2つの書類に違いはあるのかというと、文字の意味としては金銭の授受を行った書類という意味では「清算書」、計算式や日割り金額などお金を細かく計算した書類という意味では「精算書」が正しいのですが、この2つの使い分けが明確に行われていない場合も多いようです。
関係を解消するときは「清算」
「精算」は主にお金にまつわる事柄によく使われる言葉ですが、「清算」の場合は人間関係を解消するとき、過去の事柄に決着をつけるとき等にも使われます。
「過去を清算する」「関係を清算する」等、お金以外で何かをきれいに整理するという意味の「せいさん」を使うときは「清算」と覚えておくと解り易い。
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私が書いた小説です。 (勿論 購読無料)
幕末から現代に生まれ変わって、超常現象を介して話しが進むシリーズ。第三部進行中。
自分でいうのも何ですが、結構面白いです。
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