和食の器は、芸術品です。持ち上げるときには、注意深く両手で丁寧に扱います。膳に置くときには、音を立てないよう、静かに置きます。
和食は、器を手に持っていただくのが基本ですが、手に持つ器と持たない器があります。
手に持ってよい器は、
椀物の器(ご飯茶椀、お椀)・小鉢・醤油の小皿・天ぷらのつゆ皿・どんぶりetc.
手に持たない器は、
焼き物の皿(焼き魚など)・揚げ物が盛られた皿(天ぷらなど)・刺身が盛られた皿・手のひらより大きな皿・重い皿etc.
割り箸
割りばしを割るとき、割りばしを縦にして、パカッと開くようにして割るのはやめた方がよい。左右に偏りができやすくなります。胸の高さよりも下の位置で、上下に引っ張るようにして割ります。
お寿司の軍艦巻きは、お醤油がつけづらい
雲丹やイクラなど、軍艦巻きになるネタは、もともと濃厚な味のものが多いので、つけるお醤油は少なめでも美味しく食べられるので、海苔の部分に、ほんの少しつければ、くずれません。
焼き鳥が、串から外れない
和食といっても、くだけたものもあります。
串物は、そのまま串ごと手に取って咥えて食べてもよさそうですが、串から外して食べるときは、箸で具をおさえ、串をくるりと回すと、スムーズに外れます。
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