2015年12月29日火曜日

勿体ない

「勿体無い」というのは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを 表している日本語の言葉であるが、 元来は仏教用語なのだという。

我が国の食料自給率は、カロリーベースで39%( 2012年)。さらにTPPに加入すれば13%にまで下がるという試算(農水省)も出ています。

足りない分は輸入によっているのであるが、無駄にして捨ててしまっている分だけで、世界の飢餓国の何百万もの人命が救えると聞くと、心が痛む。
米粒の一つも大事にした昔の家庭教育は、今その面影もない。
必要以上に作り、食べ残して捨てる。好き嫌いまで含めれば、その量は膨大であろう。

勿体ないのである。
せめて食べ残さないで済む量の料理にとどめる位のことは考えないと、昔風に言えば罰が当たる。
腹八分目などというのは死語に近く、食べ過ぎが原因の病気に罹っていたのでは何ともならない。

大抵の病気は、断食で治るという説さえある。
そうはいいつつ、今日も腹一杯美味しいものを食べられる幸せを感じている。
心がけているのは、食べ物に感謝して食べ残しをしない、というくらいのことです。

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