2015年12月30日水曜日

これが両国にとって禍根を残すことにならないだろうか?

慰安婦問題について日韓の合意があったということで、決着がついてまずは良かったと一旦は思ったが、本当にこれで良かったのだろうか?

青山繁治晴氏 youtube から聞くと、海外での報道はどうも全く違った捉え方になっているらしい。日本が性奴隷を軍の関与があったと認めて謝罪し、多額の賠償金を支払うということになったという内容で報道されていて、我々の受け止め方とは全く違う。

アメリカの圧力があったのか、外務省あるいは官邸に間違った情報を進言する人がいたのか、はたまた余りのしつっこさに根負けしたのか判らないが、これによって収まりはしないように思える。今まで事実と違うと頑張ってきただけに、残念である。
これまでの韓国のやり方から考えれば、この結果をもとに、かさにかかって更にいろいろ要求してくるに違いない。

我々が社会生活を営むとき、好き嫌いや意見の違いがあったとしても、まず仲良く付き合える方法を探す。
目先で得をしたように思えても、先々まで考えたら、決定的に嫌われるよりは、良いことを認め合ってそれを育てた方が共通の利益を長く享受できると理解しているからである。
国同士であっても、それは同様であろう。

日本は、アメリカがこんな酷いことをしたあんな酷いことをした等とあげつらい、いつまでも過去のことを言ったりしないでいるのもそういうことであろう。

日本がいかに韓国と仲良くしていこうと思っても、反日教という宗教に喩えられるほどに徹底されてしまった彼の国の教育で育った世代が、昔のことを知っている老人たちがいなくなったら尚のこと、この先に関係を修復する動きをするとは思えない。
そんなことをしたら、アイデンティティーの崩壊を起こしかねない域になっていると、彼らの言動から推定できるからである。
不幸なことに、嫌韓が一気に進む結果を招くかも知れない。


人と人の関係も難しいが、国と国との関係も難しい。惻隠の情などというのは通用しないのかも。

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