2018年1月13日土曜日

酒焼けした人を見かけなくなった

正月はお酒を飲む機会が多い。最近は見ることがなくなったけれど、昔は酒焼けといって、飲み過ぎが習慣化した結果、顔が赤黒くなってしまっている人がいたものです。
「サカヤケ」と「サカヤキ」赤と青。1字違いで随分異なるものです。

時代劇を観ると、男は前頭部から頭頂部にかけての頭髪を反り上げ、髷を結った姿をしている。この剃った部分を月代という。
さかやきを剃った髪型のことを半髪と表現するのだという。
月代を「サカヤキ」と読むのはどうしてなのだろう?
兜を被った際に頭が蒸れるのを抑えるために始まった風習とされが、平時は側頭部および後頭部の髪をまとめて髷を結ったのだというが、時代劇等で一般男性の髷としてなじみとなっているのは銀杏髷であり、髷が小さい丁髷とは異なる。
髷を解いた髪型を「童髪(わらわがみ)」といい、「大童(おおわらわ)」の語源となっているのだとか。
武士階級でなくても月代を剃っているのは、蒸れとは関係なさそうに思えるのだが・・・

「サカヤキ」の語源、また「月代」の用字の起源は諸説あるらしい。
一説にさかやきはサカイキの転訛であるという。戦場で兜をかぶると気が逆さに上るから、そのイキを抜くためであるという伊勢貞丈の説が広く認められていると、ウィキペディアに出ていました。
文明開化により髷を落とし、現在では、髷を結っているのは相撲取り以外で見ることがない。


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