2018年1月21日日曜日

来たら会わなくてはならないということでもなかろう

昨年のノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長(35)が12日、長崎市を訪れ、長崎原爆資料館で同日始まった受賞記念展のオープニングセレモニーに参加した。フィン事務局長は「ノーモア・ヒバクシャ」のフレーズを繰り返し「声を上げる人が増えれば、多くの指導者を私たちの側に引き込むことができる」と訴えた。
 フィン事務局長は長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)の招きで初来日。記念展では、ICANの活動や授賞式の様子などを紹介するパネル20点や、昨年のノーベル文学賞を受賞した長崎市出身のカズオ・イシグロさんから田上(たうえ)富久・長崎市長に届いた手紙などが展示され、フィン事務局長は興味深そうに見入っていた。その後、「日本が核兵器禁止条約に署名することを望む」とのメッセージを館内に置かれた見学者用のカードに書いた。
 また、この日は館内で田上市長とも会談し「核兵器がある限り使用される危険が存在し、再びナガサキが繰り返されかねない。核兵器禁止条約は一筋の光だ。私たちはともに行動し、日本政府にプレッシャーをかけ、被爆者のストーリーを若い世代にも伝えていく必要がある」と語った。というニュースがあった。
主張はごもっともだが、活動内容を聞くに、これが初来日というのでは以外感の方が大きい。
核兵器廃絶運動をすることは結構なことで、反対する理由はないにしても、日本を重視しているようには受け取れなかった。
実際問題として、世界から核兵器をなくすことは簡単でないことは確かである。
しかも、安倍総理に面会を申し入れたが、総理は海外歴訪中であることは事前に判っていたことであり、仮に日本にいたとしても、日本に来たから会えるということにはつながらないことは当然なのではないのか。
唯一の被爆国である日本の総理が会わないのは怪しからんと、赤い小池氏と白い髪の毛のコメンテーターがむきになって言っていたが、この二人が言ったところでどうなる。
反安倍の論調にもっていきたいのであろうが、最初から会えないことを織り込み済みで来日したのではないのかとも思えることは、大概の人の知るところであろう。
平和賞を貰ったというが、何度も日本にきているのかと思ったら、広島にも長崎にも初めてきたのだと聞くと、何か釈然としない感情が拭えなく残った。


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