2018年1月14日日曜日

インパクトガラス

1500万年前に落下した巨大隕石の落下によって生まれたクレーター。
その盆地の形状を利用したという、円い夢のようなネルトリンゲンと呼ばれる典型的な中世城塞都市がヨーロッパにある。
ロマンチック街道の一つの町としても名は知られているが、ドイツなのだろうかチェコなのだろうか?

チェコのモルダウ川流域から発見されたことで、モルダバイトと呼ばれる鉱石がある。
地球にそれまで存在しなかった成分が含まれているというモルダバイトは、テクタイトという隕石の落下の際に形成される天然ガラスの一種で、旧チェコスロバキアから発見される緑色・または、褐色がかった透明帯びた外観で、ガラス光沢を放っている。表面には隕石落下の際の超高熱による融解による独特の凹凸があり、内側には気泡や流動状の波が確認されるものもあります。
装身具などに加工して土産物としても売られているというが、そこそこ高額らしい。

隕石落下の衝突の際に発生する膨大な熱量が地表の鉱物・気体と混ざり合い、岩石などが融解・飛散し、冷やされ固まり、生成されたガラス質の鉱物がテクタイト呼ばれます。
モルダバイトのように隕石落下の衝突で飛ばされ形成させたテクタイトは"インパクトガラス"とも呼ばれます。
他のテクタイトの仲間では、エジプト西部で発見される"リビアングラス"なども有名です。

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