2021年3月21日日曜日

C国は変わる気がない

 

2019:予算の公表額は11,900億元(約1750億ドル)であった。 前年度比7.5%増である。 2020:予算は12,700億元(約1780億ドル)に達し、ことしの予算案で国防費がさらに増大し、日本円で22兆円余りに上る規模となった。中国の軍事費は他国では計算に組み入れる経費を除外してのものだから、その総額は膨大なものになる。

 

隣国である韓国国防部が公表した国防中期計画(20212025)によれば、今後5年間で約27兆円を軍備に投じる。人口は日本の約半分、GDPは約3分の1の国が日本以上の軍事費支出を承認しているのである。日本敵視をあからさまにしていることを考えると、対応しないままでよいというわけにはいかない。

クワッドに参加することには消極的だし、有事に背後を突かれることさえ想定される。

 

要するに何を公表しようが信じられないという、日本を敵視している国が近くにあって、表向きは友好をうたいながら何を考えているのかわからないということである。

そんな中で、米中がカナダで外相会談を行った。

中華人民共和国の政治家で外交官である中国共産党中央政治局委員の楊 潔篪(よう けつち)氏は、米国のブリンケン国務長官の挑発にやすやすと引っ掛かり、ルール上の発言時間を大幅に超えて中国側の主張のみをぶち上げたが、明らかに自国向けにアピールしたにとどまり、世界に通用するものでないことを曝け出してしまった。

米国がこの先、外交交渉をするのに引いた立場をとる口実を与えてしまったことになりそう。

米国が弱腰になっていると見縊った読みが、大きく外れてしまったのではなかろうか。

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