2021年3月3日水曜日

日本に見限られたらどうなる

 

「韓国社会は戦後の教育の影響もあってか、自民族優越主義が強く、ハングルに対するプライドもかなりなもので、世界で最も優秀な言語だと韓国民は信じているが、常用されるようになってからの日はまだまだ浅い。

漢字教育の復活をという声が根強いが、『ハングルがあるから漢字なんか必要ない』として、実現しないけれど、考え方が狭すぎると思えてならない。

自国の歴史書(事実が記載されているかどうかは別として)すら読めなくなってしまった国民が、歴史認識を云々するとは笑止千万と言える。彼ら自身が「歴史を忘れた民族には未来がない」と言っているではないか。

併合前の朝鮮半島がどんなに酷いものであったかを示す写真は数多い。それを見るだけで、近代化からは程遠い状態であったことは、説明を受けるまでもなく判る。

自国の文化に誇りを持つことは良いことだと思うが、それが行き過ぎて他国との軋轢を助長するような方向に国内教育が向かっているとしたら、本末転倒ではないのか。他国の文化を取り入れることは恥ではない。

韓国語辞典には50万語前後の言葉が載っており、その55%程度が漢字語。韓国語の語彙の70%は漢字由来という分析もある。しかもその漢字語の半分以上は日本で作られた言葉で、韓国語から日本の影響を取り除くのは不可能だともいわれる。

韓国では、「日本に併合されたおかげで近代化できた」とする意見はタブーとされていて、併合されたのは「悪いこと」で、近代化は「良いこと」だから、これらが両立するはずはないとし、もし両立したら、「韓国は自力で近代化できる国ではなかった」となってしまうからだ。韓国の歴史観は「あと少しで韓国(朝鮮)が自力で近代化できたはずなのに、日本の植民地にされたせいで、台無しになってしまった」というのであるが、歴史というものを冷静に評価できないことで組み立てられた論には齟齬が生じ、いずれは破綻する。

日本は朝鮮を植民地支配したのではなく、同じ国民として発展しようとしたのである。現に、当時の朝鮮に搾取できるようなものはなかったではないか。

破産状態であった李氏朝鮮に日本の税金を注ぎ込んでインフラの整備をし、殆どの民が奴隷階級であった身分から解放し、文字も読めなかった民に教育を徹底した。

彼らがいう一つ目は、日本の植民地支配は朝鮮の近代化を妨げたという見解。 二つ目は、逆に日本が朝鮮の近代化を促進したのだという見解。

文字すら読めない国民が大半だった国が、どうやって近代化できたのか?自国の歴史を正しく学ぶこともできなくては、空論になることくらいは気づかねばなるまい。

日本人は、同じ国民として暮らした経験を持つ人が多かった時代には、韓国を援助することに反対する人は少なかった。資本も技術も、韓国が発展するように動いてきた。日本は資本主義国であるから、韓国を援助することで日本に利益をもたらすことがあったとしても不思議はないが、韓国は日本との関わりの中で発展したのは紛れもない事実であろう。反韓感情はなかったからできたことである。

宗主国日本によって朝鮮の社会関係が大きく変化させられ、経済が発展したことを認めるとしている韓国人はいるらしいが、それをストレートに朝鮮民族の「幸福」とは考えませんと言っている。そんなことはわざわざ言ってくれなくても解かる。 経済成長や伝統的な社会関係の「近代化」が、必ずしも人を幸せにはしないことは、どこの国だって同じこと。

韓国が発展できたのは日本のお陰ではないかと恩に着せるつもりはないが、なにかと日本を敵視することには辟易している。

嫌韓感情が高まるのは、ひとえに韓国側に原因があると考える日本人は多い。困ったら泣きつくという手法は、今後通用しないということは確かであろう。

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