2020年11月27日金曜日

にこにこしているのが外交ではあるまい

 

他国に対して狼のように噛みついていく中国の「戦狼外交」の親玉だった王毅国務委員兼外相が、日本では一転して、スマイルを全面に押し出した「パンダ外交」に徹した。

ヨーロッパを訪問した際に総スカンを食った姿勢では通用しないと思ったのか、日本とは仲良くしなくてはならないとする事情があってのことか判らない。

 

しかし、日本では大きく報道されないが、見過ごしにはできない発言があった。

 

「私は皆さんに、一つの事実をお伝えしたいと思います。このところの一時期、日本の正体不明の漁船が、ひっきりなしに釣魚島(尖閣諸島)の敏感な海域に、入って行きました。そのようなことが続けば、中国側としては、必要な反応を取らざるを得ないのです。

 これが、基本的な状況です。この件に関して、中国の立場は明確です。

 もちろん、今後ともわれわれは、わが国の主権を維持し、保護していきます。そして以下の3点を希望します。

 第一に、双方が『4つの共通認識』(201411月の北京APECの日中首脳会談で合意した)を、継続して順守していくことです。第二に、およそ敏感な海域では、事態を複雑化させる行動を取らないことです。第三に、いったん問題が起こった際には、双方が迅速に意思疎通を図って、問題をうまく処理していくことです。

 

一体どの口があってそのようなことが言えるのか?

尖閣諸島は紛れもなく日本の領土である。尖閣の周囲に海底資源があると報じられてから、自国領だと主張し始めたのであって、それまでは一言だってそんなことを言っていない。

領海・領空を脅かして、漁民が平和に漁もできなくしているのは中国側ではないのか?

 

日本は変な国になってしまっていて、国益を唱えると何故かそれは右翼なように言われて、マスコミなどもそれを責め立てる。外国の思惑に従わないと右翼なのか?

侵犯者から領土を守るのは、彼らが大好きな憲法が認める専守防衛そのものではないのか?

今後は、領土・領海を侵犯したら撃墜あるいは撃沈すると明言し、それが可能となるように国論も一致させておかねばなるまい。現実的に対応するという意味でである。そうでもしない限り、ジワジワと入り込んでくる。

 

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私が書いた小説 「夏風越の(なつかざこしの)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887709936/episodes/1177354054887713218

「鵯越え」・・・・「夏風越の)」の続編です

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935239046/episodes/1177354054935239209

「くぬぎ越え」・・・夏風越の)」の続々編です

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