2020年11月30日月曜日

研究成果と技術の差

 

中国・韓国は、安価な製品を製造して輸出し、日本に勝ったといっているようだが、実際のところはどうなのだろう?

 

中国メディアの今日頭条は18日、「日本が世界をリードしているハイテク分野」を8つ紹介する記事を掲載した。そういう意味では、中国は冷静である。

 その1つが「半導体材料」の分野だ。日本は世界最大の半導体材料の生産国だと紹介。この点は、韓国に対して輸出管理を強化した際の韓国の反応から明らかだ。2つ目は「産業ロボット部品」。精密な減速機を生産できるメーカーは少なく、ほとんどが日本企業の独占状態だという。3つ目は「ハイエンド重機油圧部品」、4つ目は「工作機械」だという。

中国でも、ハイエンドコントロールシステムの95%が日本と欧州頼みで、工作機械のハイエンド部品は主に日本と台湾からの輸入だと指摘している。
5つ目は「受動部品」で、コンデンサなどの部品で日本メーカーは大きなシェアを占めていると伝えた。6つ目は「ディスプレイ産業」で、重要な設備や材料を日本が握っているという。7つ目は「半導体生産設備」、8つ目には「炭素繊維(カーボンファイバー)」があると紹介。世界シェアの半分以上を占めるという。

 

要するに、なんだかんだ言っても日本抜きでは成り立たないということである。

 日本は主に、電子、機械、半導体分野で世界をリードしていると言えそうだ。記事は、日本と中国を比較し、研究開発への投資額で最も多いのは米国、次いで中国、日本は3位だと指摘。中国もより投資額を増やせば日本のように一流の技術を掌握し世界をリードできると締めくくったが、金儲けが全てだと思っていない日本人が培ってきた研究成果や技術が、そうそう簡単には追い付けまい。

 

 韓国は、世界でただ一国、日本を軽んじている国である。日本不買運動など国を挙げて実施しているが、対日赤字をどうやっても減らすことができない。それはそうだろう。韓国がいかに消費財を買うのをやめたところで、韓国の経済の中核をなす輸出製品は、日本の素材・製造機械・高性能部品なくして製造できないから、輸入せざるをえない。国産化に躍起になっても、どれ一つとして成功していない。

日本が韓国への制裁措置としてそれらのどれかをストップしたら、韓国の経済は潰える。

それをしたとしても、世界各国は多分批難しないだろう。韓国が今あるのは日本のお陰であると韓国以外のどの国も一致した認識でいるからである。韓国だけがそれを解っていない。

日本が我慢しているから諸外国も黙っているだけで、日本がそれをやめても「とうとう見限ったか」と思うだけであろう。

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私が書いた小説 「夏風越の(なつかざこしの)」

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