アフリカのタンザニアと聞くと、年中暑く、伝統的民族衣装をまとったアフリカ人が動物と共に生きているというイメージが湧くが、実は大変な鉱物資源国なのである。
殊に電線などにも使われるために重要な銅は世界有数であり、金の力にものを言わせて中国が触手伸ばしている。
2002~2010年にかけて中国の需要が急激に伸びて価格が高騰した。
その手法として、中国は最初に膨大な資金を貸し付け、返済がかなわなくなるように持ち込み、鉱山そのものを支配下におこうとする。援助ということにしているが、タンザニアの発展など頭から考えていない。
AIIBの毒牙にかかる可能性が高いのは、他の被援助国と同様である。ジスプロシウムやネオジムなどのレアアースについては、2010年に中国が輸出規制を行ったため、価格が最大約10倍に高騰しました。現在の価格は落ち着いていますが、同じような事態が起こる可能性もあります。
近年はこうした需給構造の変化に加えて、鉱物資源が金融商品として注目されるようになり、投資的な資金も流入しているが、国民の幸せなどそっちのけだから、資源が豊富でも発展に結びつかない。
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