2021年5月4日火曜日

まだ先は長そう

 

大学教授にしてこの程度では、お寒い限りとしか言いようがない。

ハ・ソクテ元慶煕(キョンヒ)大学経営学科教授が、日本の輸出管理強化に対して日本に勝つための10の提案として発表したものだという。自国の反省すべきことを一切無視している。

 

日本の輸出禁止の背景
今回の日本の輸出規制の背後に米国の見えない黙認が存在する。米国としては世界5Gを先導する「ファーウェイ」と「サムスン」を殺すことが必要だ。ファーウェイは米国が直接除去し、サムスンとハイニクスは日本が出ることが必要だった。米国の黙認ないし協議なしにアベ単独で韓米日対中国安保体制の重要な軸である韓国に禁輸措置はできないと思われる。

1980
年代中盤、日本の急成長が米国の覇権を脅かすとすぐに英国とニューヨークプラザ協定を通じて日本の日本円価値を2倍に上げ、日本の経済成長を急激に阻止したことがある。その後、10年以上、日本は失われた10年の苛酷な経済試練期をむかえた。

中国とロシアがふっ化水素提供を提案して韓国が韓米日防御体制の一つの軸のである「GSOMIA」脱退を示唆するとすぐに韓日貿易紛争を傍観していた米国はボルトンを韓国と日本に急派した。日本の刀を借りて韓国の5Gをたたき壊そうとする「借刀殺人」を看破したムン・ジェイン政府の鋭い洞察力と対処方法の英敏さは計り知れない。シム・サンジョン正義党代表の日本と軍事情報交換中止提案とチョン・ウイヨン安保室長の積極的に検討示唆が神の一手だった。
「外交には永遠の友も敵も存在しない。ただ国益があるだけだ」という英国政治がパーマストンの名句の価値を今朝、再認識する。

見当違いな分析と判断しかできないのでは、先が思いやられる。

 

今回のことで与野党、進歩保守を離れて一致団結してムン・ジェイン政府を擁護し力を加えるべきだ。戦争が始まった以上、まずは勝たなければならない。日本がホワイトリストから除外した以上、わが政府は段階的に次のような措置を通じて正面突破することを建議する。

1.
駐日韓国大使を召還せよ。
2.
駐韓日本大使を本国に送れ。
3.GSOMIA
脱退を含む軍事情報交換協定の破棄を宣言せよ。
4.
韓国が提供する素材部品一切を対日輸出禁止にせよ。
5.
ホワイトリスト品目に相応する数字と規模の対日輸出を制限せよ。
6.
今後、南北経済協力で北朝鮮と協調して日本企業と日本政府の参加を封じよ。
7.
独島領有権問題に関しては北朝鮮と共同で対処すると宣言せよ。
8.2020
年東京放射能オリンピック不参加を積極的に考慮する。
9.
今回の日本の輸出制限とこれに相応する韓国政府の措置によって損失をこうむる企業に財政支援と税金減免恩恵を与える。
10.
日本政府が日帝強制支配期の間強制徴兵と慰安婦蛮行を公式謝罪と輸出禁止解除とホワイトリスト復帰まで上の措置を維持せよ。

 

念頭に意識しているのは本人の言っているように勝ち負けしかないようだが、これでどうして勝てると思えるのだろう?

日本側は痛くも痒くもない。勝つどころか韓国側だけが一方的に困るだけではないのか。

国際法に違反した戦略物資の横流しが発端となったのだから、その解明をして謝罪し、再発防止を約束することができないで居直ってみたところで、被害者を装うことすらできまい。

米国も中国も半導体分野の育成の為に巨額の補助金を支給する構えに入った以上、韓国が対応できるとは思えない。それに加えて日本からの素材が絶えたら、それでオワではないのか。

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