2014年4月20日日曜日

どんな料理もどんな皿でも箸であれば


綺麗な塗箸を手に入れました。むかしは、子供の頃に親から箸の使い方を口やかましく躾けられたものでした。

作法でもあり素養でもあったのです。

 

日本人は、箸で豆も米も一粒ずつ摘まめるし、豆腐のように柔らかいものでも、壊さずに取り上げることができます。

私が感じることなのですが、手の形が残るフォークやナイフやスプーンで食べる料理は、小さなお皿には馴染まない。

 

箸で食べる料理は、器の大きさや形を選ばないし、逆に言えば料理を引き立たせるための器の形や模様が求められもするから、その相乗効果で発展した文化でもある。

更には、そこに包丁の冴えというのも加わるから、食材の使い方にも工夫がされ、ますます広がりを見せることになる。

味が良いことは勿論のことですから、旨味を求めダシも温度も多様性極まりない。

 

日本料理とかフランス料理とかイタリア料理とか、国の名前がついた料理文化というのは数々ありますが、日本料理は箸があってのものと思うのです。

 

美味しく食べながら、箸のマナーが大事だと思った次第です。

 

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