2014年6月13日金曜日

仏教ではこれを三毒というのだそうです


「貪・瞋・痴(どん・じん・ち)」は、仏教でいうところの三毒で、いわゆる業想念のことです。

これが取れないから、現世での人間は苦しむのです。

 

貪は、むさぼりの心。あるが上にまだ欲しい、貪欲ということです。

使い切れないほど持っていても、なおかつ貯めこもうとするのは何故なのでしょう。

無いことへの不安を抱えているから、ということでは説明がつきません。

 

瞋は、怒りの心。自分の思い通りにならないとすぐ腹を立てる。

相手にも立場や言い分があることに配慮することができず、育つ過程で我慢ということを学んでいないから、すぐキレル。

生活のクセを原因とする自律神経のバランスにも問題があるのかも知れません。

 

痴は、痴愚という熟語があるように、おろかということです。

学校の勉強ができないということではありません。

人の言うことばかりを信じて、自分で考えたり感じたりしないから、他人も自分と同じ苦しみや痛みを持っていることが理解できない。

意識しさえすれば、知ることはできるのに・・・

 

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