2014年6月29日日曜日

里では滅多に見られないオオヤマレンゲの花


日本(本州中部より西、四国、九州の高地など)、朝鮮半島、中国に分布する樹高3m-5mの落葉性低木です。主に山野の落葉樹林内などに自生します。モクレンやコブシなどと同じ、マグノリアの仲間です。

春に葉を出して、5-7月に径10cm前後の白い花をうつむきかげんに咲かせます。花には芳香があります。花の中心部分に雌蕊があり、それを囲むように黒紫色の多数の雄蕊が付きます。花後に長さ15cmほどの果実をつけ、秋に熟すと縦に裂けてオレンジ~赤い果実ができます。

葉は先のとがった細長い楕円形で長さは20センチから40センチになります。

小高木であって極端に大きくならないので、シンボルツリーにも適した樹木です。あまり枝を切って整えることはせず、自然に近い樹形を楽しみますが、山では大きなものがあります。

 

写真は、入笠山湿原の売店の花瓶に挿されていたものです。

 

 

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